英会話スクール7/7:事例4:「こうして私は会社を売却しました。」中小企業のM&A実例
「会社譲渡決断から僅か3ヶ月でスピード譲渡」
(2)M&Aに向けて問題となったこと
●買収監査の際、売り手からクレームがあった。
中小企業のM&Aにおける買収監査では、大企業の買収監査と異なり、従業員にM&Aの事実が漏れることがないよう、必要以上に時間をかけず、ポイントをおさえた監査を実施します。短期間でテンポよく行う為には、中小企業の買収監査の経験のある専門家に行ってもらう必要があり、場合によっては弊社から買い手に中小企業のM&Aの経験豊富な専門家をご紹介することも多くあります。
●買い手が、譲受後に売り手が今まで行ってきた英国での講師のリクルートや日本での管理体制を引き継いでいけるか懸念した。
(3)問題克服のために取った方策
●買収監査の必要性をしっかりとご説明し、理解をしてもらった。
●次のリクルート時期がちょうど引継期間にあたっていたこともあり、次年度の英国での講師の採用活動をA社長夫妻がB社をサポートする形で行い、ノウハウを詳細に伝えることを提案し、了承を得た。
4)M&A終了、その後の後日談
成約後しばらくして、A社長から「業務引継ぎが無事完了し、当初の予定通り夫婦で世界旅行へ行く準備をしている」という内容のメールを頂きました。M&Aによって、A社長の経営人生の確実な引退をサポートすることが出来たことは、私共にとりまして最も嬉しく思う瞬間です。
(最終回終/全7回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第1回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第2回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第3回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第4回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第5回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第6回)