翻訳業のM&A・譲渡ご相談事例

翻訳業のM&A・譲渡ご相談事例

 

譲渡ご相談者の翻訳業の会社概要

業種 翻訳業
所在地 東京都
業績 年商4,500万円程度
会社譲渡の方法 株式譲渡
譲渡希望金額 4,500万円
譲渡理由 健康上の理由

翻訳会社の譲渡ご相談内容

この翻訳会社の最初のご相談は、知人による紹介によるものでした。

ご紹介をいただきお電話をしたところ、譲渡会社の社長様は奥様とのことで健康上の理由で譲渡お急ぎ希望されてるとのことでした。

翻訳の内容は医薬系が多く、学術論文など専門性の高い分野が主とのことでした。業歴は約10年、従業員はオペレーターが1名と社長様と実質二人で会社を経営し、外注先の翻訳者に翻訳を委託しているというビジネスモデルでした。

取引先は大手の翻訳会社であり、創業以来のお付き合いで安定した注文が入ってきているとのことでした。

社長様は体調が思わしくなくここ数ヶ月間は会社に出勤もままならない状態が続きこのままでは会社の存続に影響を及ぼしかねない状態に陥ってるとのことで、緊急性が非常に高い案件でした。

財務資料を拝見したところ、利益率が非常に高く、実質オーナー利益は売上の半分近くをあげている高収益体質でありました。
しかしながら二人で経営をしている会社の家代表者の方が体調を壊してるということもあり、オペレーターの方一人で会社を切り盛りしているという状況であったため、譲渡先の候補数十社の中から実質1名の会社で大手の翻訳会社を顧客に持つ翻訳会社の顧客基盤の譲渡 となる稀なケースとなりました。

弊社M&Aコンサルタントの所見や支援内容

ご相談をいただきが際に財務内容を電話でお聞きし、その場で簡易算定をさせていただきました。

当社が算定した金額と売り手社長が考える金額に大きな開きがあり、当社では譲渡のサポートをさせていただくことが難しいと申し上げました。

財務内容は良好でしたが社長含め従業員が2名と小規模すぎること、M & A のタイミングで顧客から取引を打ち切られる危険性があることなどから、現在の利益がそのまま継続できる可能性は低いと候補先企業が懸念をすると考えられるからです。

しかしながら売り手の社長はその条件にも了承していただけませんでしたが、健康上の理由から何としても譲渡してほしいと頼まれ、翻訳会社は譲受けのニーズや人気が高い業種であることから、特別に当社からはピンポイントでそのような条件でも引き受けてくれる先をご紹介するということでお仕事を引き受けいたしました。

このような形では成約する可能性は通常に比べて低くなってしまいますが、翻訳会社ではこのような形態を取っているところもは多く見られることもあり、異例の形となりましたが譲渡のお手伝いをさせていただく結果となりました。

今回の M & A 相談ポイント・成功ポイント

譲渡理由が健康上の理由であるということから緊急性が高くピンポイントで譲渡先をご提案

翻訳会社の譲り受けを希望している企業様は当社に50歳以上の登録がございます。

従いまして、売却条件が適正であればおよそ2ヶ月以内にお相手をご紹介できるものと考えております。

しかしながら今回については譲渡条件が相場より高い金額で設定されたため、譲渡先の数は大幅に減少いたしましたがピンポイントでお相手をご紹介することができました。

本来であれば譲渡条件は相場の金額を設定することで成約率が高まります。

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