会社買収の成功ポイント

会社買収の成功のポイント
	M&A成約に最も重要な要素である。M&Aは会社同士の結婚に例えられる。M&A成約の近道はトップ同士の人間性を理解しあうこと。
	「買収の目的」、「買収後の管理体制」などの方針を明確にしておくことで、どのようなM&Aを行うべきかが見えてくる。
	交渉の過程で、あまり細部にこだわり過ぎると交渉が硬直化してしまうことが多い。細部も時には重要だが、総合的・大局的な見地に立つことも必要。
	M&Aの交渉は時間をかけすぎたり、決断のタイミングを逃してしまうと、不成立になってしまう「生もの」的な要素が強い。
	売り手企業を見下すようなことはあってはならない。相手の企業文化を尊重するところからM&Aは始まる。

会社の買収をお考えの方に、会社買収の成功ポイントをご紹介いたします。中小企業のＭ＆Ａはトップ同士の経営・従業員・取引先などに対する考え方が互いに理解しあえるかどうかが大きなカギとなります。買い手は少しでも安く買収したいと考えるものですが、当然のことながら売り手企業は高く売りたいと思っています。特に中小企業のオーナー社長は会社をわが子のように考えていらっしゃる方も多く、スムーズな交渉をするうえでは、まずは買収金額よりも、トップ同士の人間性を理解しあうことから始めることをお薦めいたします。

交渉の段階では、当社が間にはいって行いますので、疑問点をクリアにすることは可能ですが、最初からあまり細部にこだわり過ぎると交渉が硬直化しやすいので、総合的・大局的な見地に立つことも必要です。

また、交渉に期間をかけすぎたり、決断のタイミングを逃してしまうと、成約確度が低くなりがちなので、すばやい決断をされることが望ましいと考えております。

会社買収の成功ポイントの最後は、売り手を尊重することです。互いの企業文化を尊重しあって初めて良好な関係が築けるとお考えになることが必要と思っております。トップ同士はもちろんですが、従業員同士にもその考え方を浸透させる必要があると考えております。