自動車リサイクル・廃車処理業のM&A・会社売却

自動車リサイクル・廃車処理会社を売る・・・

2018.03.22更新

「自社の自動車リサイクル・廃車処理会社ではM&Aによる売却は難しいのでは?」

「実際に買い手が現れるのだろうか?」

「自動車リサイクル・廃車処理会社の会社売却の相場はどれくらいか?」
「売却の手続きはどのようにすれば良いのか?」
「会社をどのような方法で会社を売却することが最適なのか?」

「実際、売却における税金はいくらかかるのか・・・。」

いざ、自分の会社を売却するとなると、多くの疑問があるかと思います。

清算や廃業をお考えになる前に一度弊社にご相談下さい。(相談料無料)
きっとお役に立てるアドバイスができると思います。

自動車リサイクル・廃車処理業のM&A/売却の写真


 2017年 自動車リサイクル・廃車処理会社M&A動向 

2017年 自動車リサイクル・廃車処理業界動向

現在、日本全体の車所有台数は8千万台を超えている。そのうち3百万台以上が解体事業者を通して、使用済み自動車として回収、解体、再利用、再資源化している。公益財団法人自動車リサイクル促進センターによれば、2015年の使用済み自動車の引き取り台数は316万台である。

2017年 自動車リサイクル・廃車処理会社の動向

●自動車リサイクル料金の引き下げ
環境省と経済産業省は、廃車の自動車部品のリサイクルする制度を打ち立てている。これは現在5年に1回の見直しがされる。現状としては、廃車リサイクル費用は自動車ユーザーが新車を購入した際に自動車メーカーに預託金を払うようになっている。(預託金とは、廃車時にかかるリサイクル費用を事前に預け入れるお金)

処理コストが作業の効率化により減少し、その預託金は100億円以上残っている。ユーザーが払うリサイクル料金は変化していないので、リサイクル業者に残るリサイクル料は2014年に約120億円に到達した。

今後、環境省と経済産業省はリサイクル料金を引き下げることによって、リサイクル料と処理費用のバランスを中長期観点から行おうとしている。

●リサイクル法施行でリサイクル業者の淘汰
2005年にリサイクル法施行され、解体業者に設備が義務付けられ、多くのリサイクル業者がこの事業から撤退をした。一時は5000社以上あった自動車リサイクル・廃車処理業者が現在では半分以下になっている。解体業者にとって、M&Aは出口戦略を考えるうえで、重要な手段のひとつとなりうる。

●リサイクル業の海外進出が活発化
海外で需要の高い日本の中古エンジンは、タイやシンガポールなどのアジア、ケニアやナイジェリアなどのアフリカを含め80か国に輸出されている。台数は年間2万台を超えている。

「会宝産業」はリサイクル業界で大手であり、海外進出を活発に行っている。年間1万5千台の廃車処理を行い、エンジン部品のリサイクルで年商約30億円を売り上げ、そのうち75%が海外輸出である。リサイクル業界においてもM&Aが活用され始めている。

●直接ユーザーからの買い取りが活発化
これまで、リサイクル業者の廃車買取は自動車ディーラーを通して行われていたが、最近は直接ユーザーから買い取る動きが活発化している。「会宝産業」では、中古車買い取りイベントを行い、中古車買い取りを増加させている。ユーザーから直接買い取る業者のM&Aも促進化されるであろう。


●廃車買取ネットワークの構築
使用済自動車所有者と解体業者を直接結ぶネットワークが構築されている。これにより、インターネットのオークションサイトでの取引が増加している。
大手オークションネットサイトの「カーネクスト」では、年間1万8千台の取引台数であり、買い手の参加事業者は1200社以上である。また、「ミスター廃車マン」は買取実績10万台を超えている。このようなネット上のオークション業界においてもM&Aが進むであろう。

2017年 自動車リサイクル・廃車処理業界の現在の課題

●素材市場の低迷と逆有償化問題
日本において、鉄材蓄積量が増加しており、鉄くずが増え、鉄くずの市場価格が大幅に下落している。処理費用が高騰していることもあり、廃車の際に「逆有償化」現象となり、解体業者やシュレッダー業者の経営を悪化させている。

廃車のシュレッダー処理後の鉄くずは混入物が多く、鋼材に適せず鉄筋のようなランクの低いものしか利用できない現状がある。この品質を向上させるために「新鉄鋼プロセス剣友会」を金属計材料研究開発センター内に設置しその成果を待っている。

●素材の変化による課題
自動車の材料構成比率の推移を分析すると、鉄の比率が減少し、アルミやプラスチックなどの非鉄金属が増加している。軽量材料の増加に伴い、リサイクルの技術開発が早急に必要である。

●シュレッダーダストの減容化
年間100万トンに上る車のシュレッダーは年々増加している。現在はほとんどが埋め立て処理されているが、産業廃棄物の増加に加え、あらたな処理場の確保が難しくなっている。シュレッダーダストの減容化が重要な課題になっているので、シュレッダーダスト業界では当面焼却による対策を研究し始めている。

2017年 自動車リサイクル・廃車処理業界の展望

今後自動車リサイクル・廃車処理業の展望として、自動車リサイクルの国際展開の活発化、一般ユーザーから直接廃車処理車の買い取りが増えると予想される。また、企業間のM&Aも進むとみられる。

自動車リサイクル・廃車処理会社関連の売却/M&Aにおける当社の仲介実績

■大阪府のオフィス家具リサイクルショップ、ECサイト運営会社。会社売却の方法は事業譲渡。

自動車リサイクル・廃車処理会社関連のM&A/売却ニュース 

2010-12-21スイスのごみ焼却設備会社が日立造船に株式譲渡へ

自動車リサイクル・廃車処理会社の売却、買収情報

自動車リサイクル・廃車処理会社の買収情報 

2016-11-7買収情報No. 16262511 買収希望業種はリサイクル事業。希望地域は関東。
2011-10-12買収情報No.1154311 買収希望業種は産業廃棄物処理業。希望地域は全国
2011-7-5買収情報No.1146611 買収希望業種は一般廃棄物処理業(収集・運搬)。希望地域は東京23区

自動車リサイクル・廃車処理会社のM&A、譲渡関連ページ 

解体工事業のM&A/会社売却
産業廃棄物処理業のM&A/会社売却

M&Aのメリット

譲渡企業のメリット

後継者問題を解決でき社会的信用を維持したまま安心してリタイアできる
従業員の雇用維持ができる
個人保証や担保を外すことができる
事業の将来不安の解決ができる
創業者利益が得られる

 

買収企業のメリット

規模のメリットを享受できる(原価低減、間接コスト低減など)
新規顧客、新たなノウハウ、優秀な人材などの獲得ができる
成長スピードの飛躍的な向上ができる

 

自動車リサイクル・廃車処理業の案件情報

自動車リサイクル・廃車処理業の売却情報  自動車リサイクル・廃車処理業の買収情報

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