臨床検査会社のM&A・会社売却

臨床検査会社を売る・・・

2019.01.29更新

臨床検査会社のM&Aの写真

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2018年 臨床検査業業界

臨床検査とは、診療目的で行われる、患者や傷病の状態を評価するための検査である。

臨床検査は?検体検査と?生理機能検査の2つに分けられる。?検体検査は、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる検査である。?生理機能検査は、心電図や脳波など医療機器を用い、患者の身体の構造や機能を直接調べる検査である。

ここで、患者から検体を採取するところまでは医療行為とみなされるため、医療機関でしか行えないが、検体の適切な保存条件が守られれば医療機関外での検体検査が可能である。こうした、保存や配送部分を担う運送関連企業とのM&Aがあるかもしれない。

みらかホールディングス、ビー・エム・エル、LSIメディエンスの大手3社でシェアの過半数を占める。今後、国内ではこの大手3社に集約されていくようなM&Aが起こる可能性もある。

2018年 臨床検査業M&A動向

LSIメディエンスと丸紅は、日本の技術を生かした血液や尿の検体検査をフィリピンで始めると発表した。合弁会社において、LSIメディエンスが検査を、丸紅が営業を担当する。

ファルコホーツディングスは大阪市に検査施設を開設し、大阪市内の診療所から受託した血液や尿などの検査を当日中に処理できる体制を整えた。電子カルテ事業の拠点もこの施設に集約した。

鴻池運輸は、日本とインド間で臨床検査の技術交流に取り組む。インドの技師と医師を日本に招いて研修をするほか、日本からインドへ専門家を送ってシンポジウムを開催する。

みらかホールディングスは、東京23区内にサテライトラボを2ヵ所所新設する。また、検査体制の効率化を図るため、東京八王子市にある主力の検査所を含めた見直しを進めている。

ベンチャーのサイキンソーは、自宅でできる手軽な腸内検査キット「サイキンソー」を提供している。このような有力なベンチャーに対し、M&Aを考えている企業もあると考えられる。

2018年 臨床検査業業界の現在の課題

臨床検査業界は、医療関連サービスの中でも外部委託率が高く、市場規模の拡大も望めない状況だ。このように国内市場が頭打ちの閉塞状況にあるため、海外進出をにらんだM&Aを検討中の企業もあると予想される。

2018年 臨床検査業業界の展望

臨床検査業の企業数が多いことから、受注競争が激化している。生き残るためには同業他社との差別化が求められている。その差別化の切り札を、M&Aに求める企業も出てくる可能性がある。


担当からのコメント
臨床検査業は、医療業界のなかでもやや成長が鈍化している分野です。

このような状況を打開するため、国内同業同士でなく、異業種とのM&Aや、海外企業とのM&Aが行われることは、全くありえないとは言い切れません。

その場合、M&Aの中心になるのはやはり、みらかホールディングス、ビー・エム・エル、LSIメディエンスの大手3社と考えられます。この3社の動向からは眼が離せません。

医療分野の業種は、人が生きていく限り、比較的安定に業績が推移します。ただ、その状況に安住してしまえば、いつのまにか時代や世界の潮流に取り残されてしまいます。

資本提携や合弁会社設立などと比べ、M&Aは比較的に激しい手法と言えますが、充分に検討しその効果が見込めるならば、この臨床検査業界においても非常に有効なものとなるでしょう。

 

M&Aのメリット

譲渡企業のメリット

後継者問題を解決でき社会的信用を維持したまま安心してリタイアできる
従業員の雇用維持ができる
個人保証や担保を外すことができる
事業の将来不安の解決ができる
創業者利益が得られる

 

買収企業のメリット

規模のメリットを享受できる(原価低減、間接コスト低減など)
新規顧客、新たなノウハウ、優秀な人材などの獲得ができる
成長スピードの飛躍的な向上ができる

 

臨床検査会社業界の案件情報

臨床検査会社の売却情報  臨床検査会社の買収情報

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過去の臨床検査会社のM&A動向

2017年 臨床検査会社業界

臨床検査会社の主な業務は、病院や診療所などの医療機関から預かった患者の血液や尿、便、細胞などの検体を様々な方法で調べ、病気の有無、程度、場所などについてその検査結果を報告する検査業務の代行である。
臨床検査に関する法律で定められた基準を満たし、登録を認められた検査施設が、地元に密着したものから大企業規模まで全国に多く存在している。公益法人、医師会立、個人などで経営されているものもあるが、その大半は民間企業によって経営されているものである。衛生検査所にて検査を行うのは国家資格である「検査技師」である。
その市場拡大の難しさから、今後は業務の多様化が求められてくる。


2017年 臨床検査会社業界動向

●ファルコHDがODKと提携
業界売り上げ第4位のファルコホールディングスははこれまで17社とM&Aを実施してきたが、今度は情報システム開発会社のODKと提携し、同社に病院向け検査受託システムの運用や基幹システムのメンテナンス、個別のシステム開発を委託する。また、電子カルテ開発でも同社と提携し、新サービスの開発や提供を行っていく予定だ。

●ビー・エム・エルにて臨床資格取得の勉強会
M&Aによってシェアを広げる業界2位のビー・エム・エルは、人材基盤の充実を目指しており、臨床検査技師に、2級臨床検査士や緊急臨床検査士などの上級資格取得を奨励し、社内勉強会を開き資格取得者をサポートする。これにより、技術力や検査力が高いことをアピールする意向だ。

2017年 臨床検査会社の特性/検査の種類

臨床検査には「検体検査」と「生理機能検査」がある。
患者から採取した血液や尿、便、細胞などの検査を「検体検査」といい、脳波や心電図など患者を直接調べる検査を「生理機能検査」という。「検体検査」のうち医療行為とみなされる検体の採取は医療機関で行われるが、検体の検査は外部検査施設に委託することが多い。

2017年 臨床検査会社のマーケットシェア

平成26年の臨床検査会社売り上げトップはエスアールエルで29.7%、次いでビー・エム・エルの20.6%、3位はLSIメディエンスの9.1%である。3社ともM&Aを行いながらシェアを拡大してきた。
診療報酬改定などによるコストダウンの圧力もあり、臨床検査受託会社の売り上げは伸び悩んでいる。よって、臨床検査会社はM&Aによるシェア拡大で経営安定を図っている。


担当からのコメント
臨床検査会社の業界では、2年ごとに実施される診療報酬改定の影響が大きく出る傾向にあります。業者同士の受注競争も激しくなってきています。さらには医療機関からの値下げ圧力も強くなっているため、状況は一段と厳しくなっています。今後も他社との提携によるコスト削減や、M&A、そして新しいサービスを取り入れるなど方針の転換などが必要となってくると思われます。

一方で、臨床検査会社の業界に参入したいと考える企業は多数いらっしゃいます。M&Aを利用して、事業のみを売却、もしくは会社全体を売却することによって、売り手は創業者利益を得ることが出来ます。そして、顧客や従業員をしっかりと次の世代へと承継することが出来ます。臨床検査会社のM&Aは、今後増加傾向になっていくでしょう。


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