通販会社のM&A・譲渡ご相談事例
譲渡ご相談者の通販会社の会社概要
業種 | 通信販売 |
所在地 | 東京都 |
業績 | 年商7億円程度 |
会社譲渡の方法 | 株式譲渡 |
譲渡希望金額 | 5億円 |
譲渡理由 | 個人的理由 |
通販会社の譲渡ご相談内容
譲渡に関するご連絡はお電話をいただいたのが、 最初のご連絡でした同社の業務内容はネット通販テレビ通販卸の三つの販路を持っており、取り扱い商品は調理器具健康食品美容器具などを主とした通販業務を行っている会社です。年商はピーク時は10億円弱で現在は8億円程度の推移をしている会社です。オーナー利益は約5,000万円程度を上げている会社です。取扱商品の中でも特に調理器具は爆発的なヒットしており、累計40万台から50万台の販売実績を誇っている商品でした。
譲渡の理由は更なる発展を目指して売却をする、もしくは単独で上場を目指すか、どちらかの方法を熟慮した結果、M & Aによる譲渡を行うことを決断されました。
自社スタジオも持ち、通販の番組制作を自社にて行い、YouTubeやCS チャンネルなど地上波でも番組を放送している会社です。
また、物流センターとコールセンターも併せ持ち、商品の購入者からの問い合わせ及びタイムリーな配送も行っておりました。
そこで弊社では、売却後に上場したいとのお考えもあることから、譲渡候補先会社は当社登録企業の中から M & A を利用して上場を考えている企業をメインに絞り込むことにいたしました。
弊社M&Aコンサルタントの所見や支援内容
業績は順調に推移しているものの単独で飛躍的な発展をすることが難しい、また競合他社との競争を考えた時成長スピードがより求められる時代になってまいりました。そのような時に、M & A を利用してまずは創業者利益を得る、そして同時に、有力な提携先とコラボレーションすることで、成長スピードを飛躍的に向上させることが可能になります。
中小企業はオーナー経営であることから単なる業務提携ではなかなか膝を付け合わせた経営が難しい面があります。
そこでオーナーシップは一旦提携先に売却をしてオーナー権は譲渡を行い、引き続き経営のトップとして会社の発展をさせていくといった事例となりました。
今回の M & A 相談ポイント・成功ポイント
●オーナー権は譲渡、経営権を継続させ飛躍的に会社を発展
会社の譲渡売却の理由には様々なものがありますが、業績の悪い状態よりむしろ安定した業績または好調な業績の状態で譲渡を行いたいとお考えの社長様の方が多くいらっしゃいます。
会社の業績が低下した段階で売却するというのも一つの方法ではありますが、譲渡をスムーズにまた高い売却益を得るためには、業績が良い状態で譲渡をすすめていくのが望ましいと考えます。
当然譲渡先も複数の中から自社にあった先を選びやすくなります。