事業再生とM&A
会社はある意味生き物ですから、長年のあいだには風邪をひく事もあります。
企業が風邪をひいた時に、治療できるところ(主治医)のようなものがあっても良いのではないか?と思います。
場合によっては、風邪程度では済まないときもあり、手術が必要なときもあります。M&Aはそういった場面において必要になるツールでもあります。
中小企業の場合、運転資金の資金調達や事業再生を目的として事業譲渡はよく行われます。そのような場合、アドバイザー選びはとても重要だと思います。
単純に事業や会社を売りたいといった場合とは違い、その会社の状況が刻々と変化するからです。
そういったケースの場合は複数戦略を検討し、事業譲渡だけではなく、再生(借入金のリスケジュールなど)といった手法を含め、タイムスケジュールをイメージして事前に検討しておく必要があります。
M&Aが失敗したら法的整理しかないというような道は選ぶべきではなく、事前にスケジューリングされた打ち手と刻々と変化する会社の状況を鑑みながら、対策をとっていくことが重要となります。