赤字や債務超過の会社で赤字や債務超過の会社を売却できるのか?
赤字や債務超過の会社で赤字や債務超過の会社を売却できるのか?
結論から言うと、できます。
もちろん、全ての場合に可能というわけではありませんが、やり方次第で十分可能といえます。
但し、
1. 仲介会社のアドバイザーが実践的・且つ現実的な経営を分かっていないと難しい。
2. 売り手企業のトップもスキームや条件にある程度のアローワンスを持つ必要があり、譲渡が難しい場合の打ち手も用意しておく。
3. 相談のタイミングが遅いと手遅れになる場合もある。
などといった条件をクリアする必要があります。
債務超過の場合は株式譲渡は難しいので、事業譲渡をすることになります。収益が上がっている事業を売却するので、残った事業や部門は苦しい状況になります。
ですので、残った部分の対処法を事前に決めておきます。利益の上がっている事業がどのくらいで譲渡が可能かによって、その後の打ち手は変わってきます。
特に、複数事業を行っている企業で収益の高い部門や事業を売却する場合や小売や飲食などの店舗ビジネスの場合で、立地条件が良い店舗や高い収益が見込める店舗は良い条件で譲渡できる可能性が十分にあります。
当然ですが、最終的にM&Aは買い手のニーズと交渉によって決まるものですので、買い手にとって魅力のある事業や会社であれば、契約成立することが可能です。
現実に、債務超過の会社で事業譲渡をしているケースはたくさんあります。