震災直後の譲受会社の心遣い
震災直後の譲受会社の心遣い
東日本大震災から約一ヶ月が経過しました。
誰も想像していなかった突然の非常事態の中で、譲受会社の事情が急変し、3月末に予定していた基本合意が
凍結となった案件がありましたが、まったく逆のケースもありました。
その案件では、大震災の数日後に基本合意が予定されていたのですが、大震災の直後、譲受会社から
弊社に連絡が入りました。それは「予定通り基本合意を行う。そのことをすぐに譲渡会社に伝えてほしい。」
という内容でした。
あの未曾有の非常事態の中、譲受会社は会社に泊まりこむ程業務が忙しい状況となっていましたが、その最中
でも譲受会社のトップは、力強くはっきりと、譲渡会社のトップに対して気遣いを示してくれたのでした。
もちろん、弊社からすぐ譲渡会社のトップに連絡したところ、譲渡会社のトップはとても安心した様子でした。
あの大混乱の中、スタンスを貫く譲受会社のトップの堅い決意と、相手会社のトップの心情を思い、気遣う
器の大きさには心底敬服させられました。
そして予定通り基本合意が行われ、デューデリジェンスを経て、昨日、本契約調印式が無事に行われました。
最後に、改めて東日本大震災の被災者の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。