中小企業のM&Aの進め方と注意点(第1回/全3回)

中小企業のM&Aの進め方と注意点(第1回/全3回)

第1回:中小企業のM&Aの進め方と注意点

中小企業のM&Aニーズが増えている
「M&A」という言葉は、新聞などで見ない日はないほど身近になりました。そして現在では上場企業や大会社だけでなく、中小企業においてもM&Aを行い、経営に活かす企業・経営者が急増しています。

中小企業M&Aサポートでは年間数千件のM&Aに関する相談を頂いておりますが、年々増加する相談件数の中で、従業員10〜20人程度の中小企業や60歳以上のオーナー社長からの相談件数が特に増加しています。現に、後継者不在の企業割合は国内全体で65%、年商10億円未満の中小企業では70%に達するという実情があります。

また、中小企業のM&Aニーズの増加の全体の背景として、売却希望会社の場合は以下のようなものがあります。
●オーナー社長の高齢化による事業承継ニーズの高まり
●事業の将来不安
●赤字により会社を清算したいが借入金の関係で実行に移せない
●資金調達をしたい
一方、買収希望会社のM&Aの目的は、
●新規事業への進出
●規模のメリットの享受
●優秀な人材・ノウハウの獲得
●経営のスピードアップ
となどが挙げられます。

中小企業のM&Aの進め方と注意点
中小企業M&AサポートではM&Aの知識・経験がない方にも安心してご利用頂く為に、先ずは無料相談から対応しております。
会社を譲渡する際の流れは、1.秘密保持契約及び仲介契約の締結2.必要書類の提出及び企業価値算定3.買い手候補企業選定と企業名を伏せた資料(ノンネーム資料)によるアプローチ、と進みます。3については、弊社の場合、数千社規模の登録企業データベースから数十社選出し、そこから更に成約確度の高い数社に絞り込んでアプローチしていきます。
ここで重要なのが、「秘密保持」をしっかりすることです。買い手にアプローチをする際に成約確度の高い会社のみにアプローチすることが大事で、ここはアドバイザーのスキルで大きく左右されるところです。
また、無作為に数多くアプローチすることや、M&A売却情報が仲介会社やアドバイザー同士の横の連携による情報交換の対象になってしまい、情報が独り歩きしてしまうようなことも避けるべきです。誰もが知っているM&A情報となれば情報としての価値が低いものになるだけなく、売り手関係者に知られてしまえば会社の信用失墜にもつながりかねない危険があります。

その後の流れは、4.買い手企業と秘密保持契約及び仲介依頼契約の締結及び情報開示5.トップ面談及び条件のすり合わせ6.基本合意の締結7.デューデリジェンス8.正式契約の締結9.クロージング・業務引継ぎ、となります。
(第2回へ続く)

第2回:中小企業のM&A交渉における会社・事業売却側の注意点、買収側の注意点
第3回:中小企業のM&A成功に最も従業な心構えとは

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