とんこつラーメン店を展開するZUNDがセルフうどん店を展開するトリドールホールディングスに株式を譲渡
とんこつラーメン店を展開するZUNDがセルフうどん店を展開するトリドールホールディングスに株式を譲渡
2017.11.13
関西・中国地方を中心に繁盛店を築いてきた姫路発祥の背脂系濃厚とんこつラーメン『ずんどう屋』を運営する株式会社ZUNDは11月13日、低価格のセルフ式うどんの『丸亀製麺』を展開する株式会社トリドールホールディングスに、株式を譲渡してグループ企業となった。
ZUNDの運営する『ずんどう屋』は、濃厚な豚骨スープに選べる2種類の麺というこだわりの味と、高いデザイン性の店舗空間で人気を集めており、2002年に1号店をオープンしてから国内に33店舗と海外にも1店舗を出店するにまで成長し、店舗数を伸ばしている。
トリドールホールディングスは、セルフうどんの『丸亀製麵』をはじめ国内外1000店舗以上を展開する外食産業のリーディングカンパニー。
ZUNDは今後、トリドールグループの一員として資金面を始め、購買力や店舗開発力の面でも支援を受け、強化を図る。ロードサイドを中心に今まで以上の高速出店を実現し、『ずんどう屋』の国内外300店舗の実現を早期化する狙い。いずれは地球上に1,000店舗を目標としている。
世界に通用する外食企業となることを目指しているトリドールホールディングスは、首都圏で約30店舗の居酒屋を展開するアクティブソースを8月に買収するなど、積極的な投資を行っている。国内2,000店舗を目指す同社は、今後もM&Aに推進することが予想される。
コメント
外食産業は、日本の人口減少に伴って競争が激化していますが、好調企業はM&Aにも積極的で国内外の店舗数を増やしています。互いの強みを活かすことで、大手の資金力によって出店が加速したり、店舗運営ノウハウや専門レシピの共有でより良いものをより安く提供できるようになったりするため、業界内での競争力は増します。また、同業者同士のM&Aだけでなく、IT企業を始め他業種との提携も促進され、利便性向上や人件費削減に力が注がれていくことでしょう。