センティニー・サニタリーウエアズが株式をLIXILに売却

センティニー・サニタリーウエアズが株式をLIXILに売却

トイレ陶器メーカーLIXIL関連写真

2018年1月24日

2018年1月24日にインドに工場を持つ衛生陶器メーカーのセンティニー・サニタリーウエアズが、日本の住設メーカーのLIXILグループに株式の過半数を売却したことがわかった。
今後は、社名を変更し、LIXILグループの子会社になるが、同社のグループ会長は株主として残り顧問として関わっていく。
今後、LIXILはこの工場でグローエを含む多数のブランドの製品を生産し、近い将来、現在の2倍である200万台の衛生陶器の生産ができるように工場を整備する。また、インド国内でのシェアの3割アップを目指していく。

現在、インド政府が「メイクインディア」というインド国内での生産活動が活発になるような政策を推し進めており、それに賛同してインド国内での雇用も増やす。約400人の雇用を考えている模様。
また、従業員の教育にも力を入れる。同時に自動化技術も順次取り入れ、効率化も目指す。

水回り技術でグローバル市場を牽引しているLIXILであるが、住設商材を重点商材とおき、最も力を入れている。トイレを通じて発展途上国へ支援をするなどのボランティア活動も行っている。
今後、インドでのトイレの需要の増加が見込まれるためLIXILは今回の買収に踏み切ったと見られる。現地で生産する方が効率も良い上に、他国へ対する輸出の拠点にすることも考えている。

現状、日本国内では新築の着工件数が右肩下がりに落ちており、増加は見込めなく売上は落ち込む一方である。
今後は、海外での売上増加に向けて、更なるグローバル化に期待したい。

コメント

近年、日本企業が海外企業を買収することが増えています。今回の買収は、LIXILが最も力を入れている衛生陶器分野の売上を伸ばすための買収です。
近年、LIXILは大規模な企業買収を多く行っておりましたが、損失も大きく、最近では小規模な買収を行うようになっています。

今回のインドに関しては、今後衛生陶器の需要が増えると見込まれた上で行われました。また、世界に対しての輸出拠点にしようという狙いも垣間見えます。
今後の海外への更なる進出に期待です。

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