は行
企業買収では対象会社の株式を買い集めたりするが、その目的は取締役選任権を確保するなど、当面の株主総会での議決権の確保等にあるといえる。すなわち株式自体を直接買い集めなくても、委任状を集めて議決権さえ確保できれば、ひとまず目的は達成されることになる。この株主総会での議決権行使の委任状を一般の株主から集めて繰り広げられる会社の支配権の争奪戦のことを、プロキシーファイトと呼ぶ。プロキシーとは委任状のことであり、委任状合戦などと訳されている。
株式会社において、剰余金の配当や自己株式の取得など、株主の地位に注目して会社財産を払い戻す場合には、原則として分配可能額の範囲内でしか払戻しをすることが出来ないという配当規制がある。分配可能額は、原則として最終事業年度の末日における純資産の額から負債や資本金・準備金の額を減じて得られる剰余金の額に、その後に行われた剰余金の変動要素の一部を加味して計算される。
買収監査とは、M&Aにおいて買収する側の会社が最終的な買収契約の調印(署名)に至る前の段階で、対象会社の資産内容や財政状態、取引関係、訴訟の有無などについて詳細に調査することを指す。
ベアハッグとは、拒絶すれば取締役の忠実義務違反になりかねない有利な条件の買収提案を、対象企業の取締役会に対して行うことにより、実際は非友好的関係にありながら対象企業の支持や同意を強引に取り付ける手法。

