は行
バイアウト・ファンド(Buy Out Fund)とは、機関投資家や個人の投資家らから出資を募り、集めた資金を選定した事業会社等に投資し、その事業会社の経営にも関与し企業価値を高めた後に、会社を売却して、高い売却益を得るファンドのことである。
ブランドエクイティとは、ブランドによって得られる資産的な価値のこと。ブランドエクイティとは、ブランド認知、知覚される品質、ブランド連想、ブランドロイヤルティ等の要素によって得られる価値。例えば、シャネルやルイ・ヴィトン等はブランドエクイティが高い、つまりそのブランドがすでに世間に知れ渡り、常にある程度の売上を見込めるといえる。
M&Aの場合、ブランドエクイティが高い企業は、買収後の利益が確実に見込めるため、買収ターゲットになりやすい。
M&Aの場合、ブランドエクイティが高い企業は、買収後の利益が確実に見込めるため、買収ターゲットになりやすい。
パーチェス法とは、企業結合が「取得」とみなされる場合の会計処理を指す。取得とは、ある企業が他の企業(被取得企業)または企業を構成する事業に対する支配を獲得してひとつの報告単位となることをいう。この場合、被取得企業から受け入れる資産・負債は、対価として交付する現金・株式等の時価とされる。
企業買収では対象会社の株式を買い集めたりするが、その目的は取締役選任権を確保するなど、当面の株主総会での議決権の確保等にあるといえる。すなわち株式自体を直接買い集めなくても、委任状を集めて議決権さえ確保できれば、ひとまず目的は達成されることになる。この株主総会での議決権行使の委任状を一般の株主から集めて繰り広げられる会社の支配権の争奪戦のことを、プロキシーファイトと呼ぶ。プロキシーとは委任状のことであり、委任状合戦などと訳されている。
株式会社において、剰余金の配当や自己株式の取得など、株主の地位に注目して会社財産を払い戻す場合には、原則として分配可能額の範囲内でしか払戻しをすることが出来ないという配当規制がある。分配可能額は、原則として最終事業年度の末日における純資産の額から負債や資本金・準備金の額を減じて得られる剰余金の額に、その後に行われた剰余金の変動要素の一部を加味して計算される。