M&A用語集
会社法上、ある会社が他の株式会社の総株主の議決権の過半数を有している場合のように、ある会社が他の会社等の「財務及び事業の方針の決定を支配している場合」において、支配されている側の会社を子会社という。
垂直型M&Aとは、同一業種の中で異なる段階の企業を統合しているM&Aの意。たとえば、原油採掘事業を営む会社が石油精製会社や石油製品販売会社などを買収していく場合が、この垂直型M&Aに区分される。
持株会社(ホールディングカンパニー)とは、他の株式会社の株式を保有し、支配することを目的とする会社のこと。持株会社には、専ら株式所有にとって他社の事業を支配することを目的とする純粋持株会社と、それ以外にも独自の事業を行っている事業持株会社とがあるが、通常、単に「持株会社」というときは前者を指すことが多い。
アーニング・マルチプル・レシオ(Earning Multiple Ratio)とは、同種業界の企業間のM&Aにおいて、買収価格と被買収企業の税引後純利益との比率・傾向値。過去実施されたM&Aの事例から判断するもので、業界の相場指標ともいえる。
基本合意書とは、M&Aの場合、通常デューデリジェンスを行う前に、大きな方向性を明確にするために当事者間で合意している事項をまとめて作成される覚書のようなもの。LOI(Letter of Intent)、MOU(Memorandum of Understanding)、Term Sheetsなどと呼ばれている。
譲渡対象の個々の権利義務については、個別に権利移転、債権引受けあるいは契約上の地位の移転手続きが必要となる。たとえば、買掛債務の引受けは債権者からの同意を必要とし、リース契約も個別にリース会社の同意を取り付ける必要がある
M&Aの検討を開始する際、被買収者から買収者に対して被買収者に関する詳細な情報が提供されることになるが、提供される情報には機密性の高いものが多く含まれている。M&Aが成功するかどうかが不確実な段階で、無防備に機密性の高い情報を第三者に提供することは、被買収者にとってリスクが高いことから、秘密保持契約を締結し、機密情報の漏洩を防止する必要がある。
レバレッジバイアウトとは、LBO(Leveraged Buy Out「てこの作用」)の意で、ちょうど「てこ」のように、買収対象会社の資産や将来のキャッシュフローを担保に必要な資金の大半を外部からの融資などで調達して買収すること。

